しげログ

元ひきこもりなのにヨーロッパで生活している元ひきこもリーマン

自分を環境の奴隷に陥れるかどうか

 

 会社や上司への不満を言うのは好きじゃない。いや厳密に言うと、不満を言うこと自体は悪くないと思う。しかし言うだけ言って、自分は何もアクションを起こさないのは反吐が出るほど大嫌いだ。

 

 もう、キモい。こうした態度は、"変わるのはお前らの方であって、自分ではない"と言っているようなものである。みすぼらしい。

 

環境の奴隷

 

 そう、こうした態度はみっともないのである。こうした態度を取ってしまった以上、自分が身の回りの環境の奴隷であることを認めてしまっているのである。つまり環境があって、その下に自分を置いてしまっているのである。

 

 "自分は環境に振り回されるだけの非力な人間です"

 

 と宣言しているようなものである。

 

環境を隷属されるべき

 

 しかし、本当にこのスタンスは正しいのだろうか。ぼくらは環境に振り回されるだけの存在なのだろうか。いや、違う!環境とは自分に与えられた条件なのだ。その環境をもひっくるめたものが自分なのである。

 

 だからといって、その環境で諦めろといっているわけじゃない。環境の下に自分がいると考えるのではなく、自分という大きな円があって、その中に環境があると捉えろということだ。

 

不満から提案へ

 

 これで何が違ってくるか。目的を達成するために、自分で環境を作り出すという視点が生まれるのである。この視点を持っていると生まれてくるものは何か。不満ではなく、"提案"なのである。自分の環境を作り出すために提案するのである。

 

 不満があるなら何かもっと良い形があると考えている証拠である。だったら会社や上司に提案をしよう。もちろん、そこは社会人として論理的に説得的に、だ。パワポでもワードでも良いから資料を作る。そして上司に"5分だけお時間いただけますか"といってプレゼンする。

 

 それでも変わらなければ、上司の更に上司に、最終的には役員に。それでもムリなら、そんな会社辞めちまえ。

 

人はどこでも成長できる

 

 環境を隷属させることで、提案が生まれる。提案する中で用いるスキルは何か。文書作成能力。それを説得的に作るための論理的思考力・分析力・表現力。プレゼン力、決断力。様々。

 

 捉え方で一つで、人はどんな環境下でも成長できる。どんな環境下であっても、ぼくらはどんな意志を自分で持つかという自由はある。問題は職場や環境ではない。自分がどうするかだ。

 

 

 そう、そこのお前だよ。いまキーボードでこの文章を打っている お・ま・え!!