しげログ

元ひきこもりなのにヨーロッパで生活している元ひきこもリーマン

【社会人6年目】会社員として働くメリットを書く

 

 ぼくは社会人6年目になるしがない会社員である。

 

 大学を卒業するころには、文章を書く仕事をしたいと思っていて、就職せずにフリーライターとして働き始められないかと考えたこともあるし、新聞社の会社説明会へ行ったこともある。が、結局のところ普通の会社に勤めることになった。

 

会社員になった経緯

 

 当たり前だが、フリーライターは、すぐの収入は見込めない。実家には頼れない環境下であったし、奨学金の返済(月2.5万)もスタートするので、すぐにフリーで働き始めるにしてもバイトは必須であり、だったら正社員で働いた方が良いに決まっている。

 

 新聞社は説明会についた瞬間に"無いわ"と思った。みんなコミュ力がバカ高かったからだ。というより、当時のぼくは馴れ馴れしいなコイツら、とすら思った。コミュ障のぼくには絶対に無理だと思った。

 

 だから、当面の生活を優先に、普通の会社に就職したのであった。

 

会社員として働くということ

 

 でもまぁ、今となってはとりあえず会社員として働けて良かったと思う。

 

 会社員として働くということは、自分では絶対にやろうと思わない、あるいは、やりたくないことを、ガンガンとやらされるということでもある。ぼくで言えば、たとえばプレゼンや海外赴任などは、会社に指示されない限り絶対にやっていない。

 

苦手なことをしないといけない

 

 ぼくは人前に出ると、その目線が凶器のように突き刺さるように感じられ、緊張で頭が真っ白になって思考停止状態になってしまう。

 

 にも関わらず、どうしてもプレゼンしないといけない場面は出てくる。もちろん自分の苦手なことをすることは、甚大なストレスを感じる。プレゼンの日に、わざと交通事故に遭って何とか逃れられないかと、何度も本気で考えたこともある。

 

思いつきもしない業務もする

 

 苦手じゃなくても、思わぬ業務を経験することもある。

 

 たとえば会社員じゃないと、報告書を毎月書くようなことも絶対にしてないだろう。報告書に書く内容に説得性を持たせるために、データ分析してグラフを作成することもある。

 

 他にも出不精のぼくが、20か国近くも訪れたこともあるなんて、これも仕事が絡んでないとあり得ない。

 

会社員のメリット

 

 まぁ何が言いたいかっていうと、会社員として働いてみて、何だかんだで人生経験は豊かになったということである。会社員人生の9割は辛いしかないけど。

 

苦手なことに挑戦するメリット

 

 まず自分の苦手なことは避けるのは正解である。誰だって得意不得意あるからだ。でも、その苦手なことって、本当に苦手なこと?過去のちょっとした失敗を過大にして、頭から苦手だと思い込んでいるだけなんじゃない?

 

 やってみると意外とできる自分がいるかもしれない。5回くらいやってみたら、意外と苦手じゃなくなっている自分が見つかるかもしれない。もしかしたら苦手だからこそ、人一倍に用意周到に準備している自分がいて、結果的に人より高いクォリティーのものが出来上がっているかもしれない。

 

 やってみて、やっぱり苦手だったら、それはそれで良い。科学的に考えて、苦手なことは果たして本当に苦手なのか?という検証は、絶対に必要である。それに自分なりにやるだけやって苦手だと分かった方が、きっと将来の自分にも悔いを残さない。

 

思わぬ仕事をするメリット

 

 ぼくと同い年くらいの世代か、それ以下の子たちは、思わぬ仕事に直面したときのリアクションがけっこうネガティブなことが多い気がする。

 

 え、これって私の仕事?・・・みたいな。意外とあっさりと断ったり、ダンマリ決め込んだりする。

 

 まぁもちろん、何でもかんでも会社の言う通りに仕事することも正解とは思わないが、こういう態度って勿体ない。だいたいあなたの言っている"私"ってなんだ?人生の大部分を親の庇護の下に生きてきて、数年だけ社会人しただけのあなたの"私"って何?

 

 さすがに現実にはこんな風に詰問することはないが、ほんとそう思う。なにもう自分のこと分かっちゃったつもりでいるの?って。はっきり言って薄っぺらいぜ?それ。

 

 は?と思う仕事でも、一度ぶつかってみると、自分の意外な得意が見つかるかもしれない。自分はちゃちゃっと終わらせた仕事を、意外と他の人たちは、うんうんと唸り声を上げながら、まだやっていたりすることもあるかもしれない。

 

まとめ

 

 大学を卒業した当時、すぐにフリーライターとして働いて、万が一それなりに稼げるようになっていたらと思う方が、ちょっと怖かったりする。あれもこれも、きっと経験していないんだろうなぁ。

 

 こうした会社員経験をして、色々な人とはもちろん、色々な自分に出会って試して、その上で、やっぱり自分はどうしたいのかを考える。それからでも、良いんじゃない?

 

 なんて先輩面して言ってる場合じゃねぇんだよ!!

 まじでぼくどうするよ、、、これから。