今日も元気よく新入社員時代の暗黒手記を投下するぞ。時は2017年8月9日(水)。実務をスタートして丸2ヵ月経ったくらいの頃の手記だ。他にも何度か書いたことがあるかもしれないが、ぼくは本当に電話が苦手で、この手記もそれに悪戦苦闘している内容である。
なお、手記内で飲みに誘ったのは、今の妻である。可愛かったんだよなぁ。しかし入社して2ヵ月で声をかけるとは、変な度胸はあるな。ぼく。(2023年4月29日追記)
~~2017年8月9日(水) 22時38分~~
今日ももちろん仕事であったが、なんと今日は一日中、怒られることはなかったのである。こんな珍しいことって、あるもんなんだな!といっても、その理由は、一番ぼくを怒る上司が出張中だったからなんだがな。
しかし、羽のばせたわ~。ま、こう思っちゃう時点で伸びしろないよね、ぼく。とても帰りは気分もよかったので、帰りに職場の女性を飲みに誘ってやったぜ。そのため今日は遅いし、手短に。
やっぱり失敗した電話応対
とはいえ、それでもしっかりと電話の取次ぎは失敗した。
今までは、取次ぎが上手くできなかったときでも、ちゃんとしろよ~程度の軽い説教で済んでいた。しかし今日、同期から聞いた話では、先輩たちの間で"あいつもう何回やってんの?"っと噂になっているらしい。
なのでそろそろ呼び出しをくらって、真剣に説教が始まる予感がしている。あ~こわいこわい。まぁそりゃそうだわな。取次ぎを受けた人からすると、ただでさえ忙しいのに、ぼくの尻をふくために自分の時間を割かないといけないわけだから。たまったもんじゃない。
一般人には電話応対の難しさがわからない?
同期の話から、ぼくの電話応対のくそっぷりが先輩たちの間で、一定の評価となっていることを知ったとき、ぼくは同期にこう告白したのである。電話応対が苦手で難しい、と。しかし、半笑いでこう言われた。
"え、電話応対のどこが難しいのかわからんわ"
ここでぼくは気づいたのである。最初から2足歩行できる人が、なぜ2足歩行できるのか説明できないのと同じで、彼らには2足歩行の難しさはわからないんだ、と。しかしぼくは、帰宅後に顧客リストを読んで、すぐに企業名を聞き取れるように努力しているにも関わらず、ムリなのである。
最も難しく感じるところ
ぼくにとって電話応対を最も困難に感じさせているのは、ぼくの周りにいる人の存在である。電話の受話器をとった途端、周りの人全員が、ぼくの電話のやりとりに注意を向けている気配を感じるからだ。そして、一言一句、全てチェックされている・・・、そんな気がする。
いや、全員が聞き耳たてるわけないじゃん、と思うでしょう。ぼくもそう思おうとしていた。周りを見渡せば、みんな難しい顔で自分のパソコンの画面に向かって作業しているじゃないか。誰も聞いてない聞いてない。
しかし、四苦八苦しながらなんとか電話応対をすませて受話器を戻したとたん、何も聞いてないような顔をしていた人が突然ふりかえり、「いまの大丈夫?」とか「いまの案件は、こういうハナシだと思うんだけど~」などと言い出すのである。
やっぱり聞いとんかい!
もうやりにくくて仕方がない。ぼくのように人前で死んでも目立ちたくない人にとって、こうした電話応対は、大勢の前で、自分の恥部を晒せと言われているようなものでである。もうそれは地獄である、地獄。
・・・にしても、この電話応対の上達のなさは、ちょっと異常だと思うわ、自分で。ミスが多すぎ。