しげログ

元ひきこもりなのにヨーロッパで生活している元ひきこもリーマン

【新入社員】同い年の先輩(女)にこっぴどく怒られた話

 

 以下の文章は、新社会人になって5か月経った頃に書いたもの。こんなに怒られていたことをすっかり忘れていたが、これ読み返したらまた腹立ってきたぜ。(2023年4月追記)

 

==2017年8月8日22時 投稿==

 

 さて、本日も仕事でしっかりと怒られた。ここ一週間くらいずっと怒られている気がする。あまりにも覚えが悪い上に、いつまでたっても、マシな電話応対もできず、何の考えもなく上司や先輩の指示を仰ぐところが、いい加減にダメだと思われているのかもしれない。

 

会社手配のタクシーで退社

 

 先日の台風のせいで、全社員を早く退社させることが決定されたときのこと。

 

 帰宅途中にケガでもしたら面倒だということで、会社でタクシーを手配して最寄り駅まで送迎することになった。タクシーは3台で、それぞれに4人ずつ乗る。そして、その4人の内の1人にタクシー代が手渡される。つまり金を持っている人は、3人いるということだ。もちろん、こういう雑務は新人の仕事だから、ぼくはその内の1人だった。

 

 そのさいに与えられた指示はこうだ。"終業時刻になったら、金を支給されていない先輩方を3人探して、一緒にタクシーで帰りなさい。" ぼくは、もちろん元気よく、「はい、わかりました!」と答えた。

 

しかし、タクシーの乗車時間に間に合わず

 

 しかし、退社する時間が近づいてきても、ぼくは自分の仕事を終わらせることができずにいた。直前にちょっとした仕事を上司に与えられたということもあるが、その辺は上手く調整できなかったぼくが悪いということなのだろう。

 

 なんとか仕事を終わらせて、10分以上待たせているタクシーに向かって、ぼくは取るものも取りあえず事務所を飛び出し、転がるように階段をかけおりた。会社から飛び出たとき、3台とまっているはずのタクシーは、すでに1台しか残っていなかった。残りの2台は、誰か4人を乗せて、先に出発したわけだ。

 

 まぁみんな無事に帰ったのかぁと思いながら、ぼくは周りにいた3人を適当に集めて、残った1台に乗車した。バタバタしたが早く帰れてラッキーと思いながら、タクシーの背もたれにダラリと身を寄せた瞬間、ぼくは助手席に座った人が手で握っているものをみて、驚愕した。

 

 それは、お金であった。彼女もまた、会社からタクシー代を支給された人なのである。タクシー代をもっていないグループが1組いるっ!驚愕と同時にぼくは一瞬で、全身の毛穴がキュッとした感覚に陥り、血の気が引いた。。

 

 しかし、ゆとり社員のぼくは、こう思い直して、その後は全く気にも留めなかった。”まぁ自腹でタクシーを払った人がいても、勝手に清算するだろ” 。先輩にほんのちょっとした手間を増えさせちゃっただけじゃん。そう思いながら、ぼくは帰宅し、のんきにブログなどを更新して過ごした。

 

同い年の女の子にめちゃくちゃ怒られる始末

 

 しかし、ぼくの認識が甘かったようだ。

 

 今日の朝、出勤したら怒られた。同いの女の子(全うに生きている方なので社会人3年目の人)に、周りの目を引くほど、こっぴどく怒られた。

 

 彼女のお説教の要旨はあまり思い出せないが、たぶんこう指摘していたのだと思う。タクシーの予約時間は、事前に知らせたはずなんだから、その5分ほど前には、ちゃんと仕事を終わらせて、タクシー代を持っているぼくが、率先して人を集めるべきだった、ということだ。

 

 確かにその通りではある。はい。しかし、ここまで怒られるほどの過ちをしたのだろうか。清算して、終わりじゃないの??事の重大さを未だに理解できない。

 

 実際、怒られているときも、自分の過ちに悔い改めるどころか、同じ年の女の子にボロクソに怒られている今現在の自分に、吹き出しそうになるのを堪えていた。

 

それ以来、彼女に目をつけられる

 

 それからというのも、彼女のお眼鏡にかかったようだ。

 

 今まで仕事上でもほぼ話したことのなかったのに、ことあるごとに「さっきこう説明したよね?」とかわざわざトゲのある言い方でバンバン指摘するようになってきた。業務の都合上、どうしても彼女に話しかける必要があるとき、食い気味で「いまの全然聞こえなかったら、ちゃんと話して」と早口で遮ってきたり。

 

 ほんと怒り方にも技術ってもんがあるんだな。だって、ぼくは彼女の言っていること、なんにも頭に入ってないもん。"同じ年の人に、周りの人の目を引くほど怒られた" という羞恥心と憎悪しか残っていないからね。

 

 ほんと、困ったもんだよな~。(どっちが)