しげログ

元ひきこもりなのにヨーロッパで生活している元ひきこもリーマン

仕事に没頭できるのは、妻のおかげ

 

 ようやく1週間を生き抜いた。今は土曜日の朝9時半。セントラルヒーティングを駆け巡る温水の音だけが聞こえる静かなリビングである。

 妻はまだ眠っている。たまに寝室から寝返りしたような、布が擦れあう音がする。犬はトコトコとリビングへ起きてきたが、ぼくの膝の上でまた眠りだした。犬の寝息も小さく聞こえる。

 

 今週の平日はまさに仕事以外のことを何もしていなかった。

 

 帰宅すると、晩御飯を食べて犬とちょっと遊んだり遊ばなかったりして、風呂に入いる。そして布団の中でYouTubeやニュースを眺めている内にウトウトして眠る。それだけ。

 

 ある日あまりのつまらなさに、妻特製のパスタを口に運びながら、仕事以外何もしてない!とぼくが嘆いたところ、"あんた家に帰ってきたら、ちゃんと晩御飯出てきて、洗濯も掃除もされてて何もしてないって、ほんまアホやなー"と言われてしまった。

 

 確かにその通りだった。1人暮らしだったら、まずは晩御飯を作って洗濯しなければならなかったはずだ。こんな美味しいパスタを、こんな綺麗な部屋で食べながら、妻の前で何もしてない!と嘆くとは。確かにアホだと思った。だったら、洗濯や掃除の一つでもしてみろや、と。もう何もいらんことは言うまい。

 

 しかし、このぼくの無神経な発言に全く怒ることなく、"アホやなー"の一言で済ませる妻はスゴい。いや、スゴいというか、たぶんぼくのことを心の底から、本当にアホだと思ってるのだろう。アホだと思ってなかったら、けっこうムッとするはずである。

  しかし、ぼくがあまりにも日ごろからアホすぎるので、対等な立場として怒るだけ体力の無駄だと悟っているに違いない。そういえば最近、妻と喧嘩していないな。

 

 ともかく仕事で忙しくしていられるのも、妻のおかげということであるということに改めて気づかされた。

 

 

 

にしても、

 

 

 

やっぱり、、、

 

 

 

なんか、、、

 

 

 

 

つまらんなぁ。