しげログ

元ひきこもりなのにヨーロッパで生活している元ひきこもリーマン

【刹那的快楽】食で得る幸福感について

 

 約2年ぶりの日本を満喫している。

 実際のところは仕事ばかりなので、実質的な休暇は数日程度であるが、まぁそれでいい。日本にいても、会いたい人もいない、やりたいこともない。だから余計な時間があれば、美味しいものを食い散らかしてしまうだけだ。

 ここ数日で色々と外食した。やはり日本の食べ物は何でも美味しい。コンビニの弁当ですらも美味い。

 

 大阪の中崎町で食べたローストビーフ丼うまかった。卵黄が美しい。

 

 

 明石で食べた海鮮丼も、このボリュームでたったの980円程度。このご時世ではありえない価格設定だったが、めちゃくちゃ美味かった。

 


 天満の居酒屋で食べたサーモンとブリの海鮮丼も、美味かったなぁ。

 

 

 これらグルメを食べた瞬間、確かにぼくは幸福感を覚えた。美味しかった。しかし、翌朝目覚めたぼくは、どうだろうか。ベッドで目覚めたぼくは、もうこれらグルメの美味しさは感じていない。もうあの美味しさがないから、また味わいたいと思っている。

 

 食で得られる幸福感は、なんて刹那的なんだろう。それだけに留まらず、また喰いたいという渇望感すら抱いている。なんて歯止めの効かない欲求なのだろう。

 

 つまりこの幸福感を裏返せば、ただの貪食である。

 

 まぁここまでネガティブに捉える必要もないけど、食を楽しみつつも、これらは一時期的な快楽にすぎないことを承知の上で、より高次で継続な幸福感を、ぼくは追求していきたい。