先日、職場の飲み会にて、子どもが大学受験に合格したので、そのお祝いとして、何十万円もするようなプレゼントをするんだと言っている人がいた。(身バレ防止のため、どんなプレゼントかは伏せるが、かなり豪華なものだ。)
世間一般的に、親や親戚が子どもへ大学入学祝いを贈呈するのは、わりと普通のようだが、これについて違和感しかない。大学入学祝いを渡すのは、どう考えても子どもの方だろう。他人の家庭内のことだから、ほっとけってところだけど。いやもちろん、ほっとく。が、やっぱりおかしいと言いたい。
例えば、大学へ行きたくない子どもに対して、親が
"いや、お前はちゃんと大学へ行けっ” とか
"東大以外は認めんっ” とか
と言って半ば強制的に大学へ行かせたのなら、親が子へ大学入学祝いをプレゼントするのは良く分かる。だって、完全に親の独りよがりな指示に従って、子は大学へ行ってくれたのだから。それは親が子へ感謝すべきだ。
しかし大部分のガキんちょは、遊ぶためか就職のためか知らんけど、"この大学へ行きたい!"と思ってるわけ。それに対して大部分の親が、子の願望を叶えるために、全力でサポートしてくれている。
高校の学費、予備校の学費、文房具、模試代、受験代、大学の学費、
食費、光熱費、通信費、家賃。
勉強に集中できるような親の配慮、気遣い。
※続けていたバイトすらも、親は勉強のため辞めていいよと進言するだろう
親は、ガキんちょが勝手にやりたいと言い出したことに対して、何百万円も拠出して、全精力をかけてサポートしているわけだ。こんな恵まれた環境で無事に大学に合格すれば、まず"ありがとうございました"と言わないといけないのは、ガキんちょの方だろ!どう考えても!なんで大学入学祝いちょーだいなんだよ!お前は王様かっ!
いろいろ飛躍しすぎだぜ!?どんな思考回路してんだ? "いや・・・俺が大学祝いを求めるのは筋が違うよな・・・"って自分で気づけないようなヤツが、大学で勉強して意味あるのか?それともここまでサポートするのが親の義務とでもいうのか?わかった!もうお前は大学いくなっ!お前が大学へ行っても意味がない!今すぐ社会に出て、労働しろ!いいか、社会に出たら責任の伴わない自由はないと思えっ!
・・・少々取り乱してしまいました。はぁはぁ。
かくいうぼくは家庭がわりと貧困だったので、大学の学費はもちろん、バイトをしながら自分の食費から模試代から色々と自分でまかなっていた。まぁ低所得者層の僻みだわな。