異国での生活で最も慣れるのに苦労するのは、"食"だと思うのだがどうだろう。ヨーロッパに来て早2年、ぼく自身ようやく現地メシに慣れてきたところだ。(もちろん、現地スーパーの食材で、試行錯誤して晩飯を作ってくれている妻のおかげでもあるのだが。)
日本では週1で食べていた寿司も、もはや食べたいと思わなくなってきた。いや、寿司を食いたいかと尋ねられたら、そりゃもう食いたい!と即答する。しかし、自分発信で寿司を食いたい欲が出てくることは無くなった。悲しいことだ。
Beef Brisket Loaded Fries
さて、先日外食したときに食べたのが、こちら。
ローディットフライと呼ばれるアメリカ発の料理らしい。ネットで画像検索すると、ローディットされているものは多種多様。定義としては、とにかくフライドポテトの上に、なんか乗せていたらローディットフライと呼ぶみたいだ。知らんけど。
ぼくが食べたものにローディットしていたのは、写真を見てわかる通りのものだ。ポテトの上に溶かしたチェダーチーズがたっぷりかかり、刻んだチリやネギ、焦がしオニオン?的なものが乗っている。茶色いソースは、BBQソースの味に近かった。マクドナルドでナゲットを注文したときに選べる例のアレである。
そして異彩を放っているのは、筋のような茶色の物体である。これは何ですか?と店員に聞きたいところだが、ぼくは根っからの陰の者。かつ、英語ヘタなので聞けず。しかしメニューを見ると、"BEEF BRISKET LOADED FRIES"と書いてあるので、この茶色い筋のような物体は、"BEEF BRISKET"なのだろう。BEEFはともかく、BRISKETってなんだ?と思いながら食してみると、いわゆるジャーキーのような食感。厳密にいうと、それよりもう少しソフティーだ。噛めば噛むほど味が・・・うん、出てこないね。出てこない。食感オンリー。いや、あるのかもしれないけど、他のソースやチーズの味が強すぎて、何も感じない。
そもそも全体的にBBQソースとチーズの味しかしない。もはやポテトの味すらかき消している。まずくはないが、美味しくもない微妙なお味。残ったのはカロリーだけを多量に摂取した罪悪感である。
さて、今回は残念な味だったが、過去に他の店で食べたローディットフライは美味しかった。カロリーたっぷりな悪魔的ビジュアルが好きなのだ。適度にしておかないと、ほんと早〇にするけど。
※なお、BRSKETとは胸肉とのことらしい。