先日欧州駐在員になって以来初めて、Uber Eatsを使ってみた。Stay Home ! ヨーロッパでは多くの国々がロックダウン中。こちらに来たものの、未だにロクに外食など出来ていない。駐在期間にも限りがあるので、なんか損している気分だ。
それはさておき、今回注文したのはSushi Bowl。最初は、ハワイ料理のポケボールかと思ったのだが、どうも違うらしい。あくまでも、Sushi Bowlとのこと。ということは、つまり海鮮丼というわけでる。
日本にいるときには、ほぼ毎週のようにスシローへいっていたぼくら。それがあるだけで幸せだった。ブリ、エンガワ、サーモン、つぶ貝。日本を離れて、まだ数か月だが、すでに寿司や生魚を食べたくて食べたくて仕方ない。発狂しそうだ。もちろんヨーロッパでも鮮魚屋に行けば生食用の刺身は入手可能である。しかし値段がかなり高い上に、その割に味は薄いという残念なクォリティ。
そうした背景もあり、一抹の不安を覚えつつも、海鮮丼を注文。1時間ほどで配達された。当日は天気が良かったので、テラスで食べることに。中身を取り出そうと袋をみると素敵なメッセージが。
そして中身を取り出すと、更にプチサプライズが。
心温まるメッセージに感動すると同時に、やっぱり飲食店業界はコロナ禍で大打撃を受けて大変なんだなぁ・・・と思う。さて、ふたを開けると、こんな感じである。
手前の長方形の容器に入っているのが、Sushi Bowl。その奥に4つある茶色のものは、餃子。さらに奥の丸い容器に入った液体は、チリソース。右上のものは、焼きウドン。こちらの人は、何かと何にでもチリソースをつけて食べる。
そして、Sushi Bowlに色々と乗っているのが右からカニカマ、サーモン、アボカド。マヨネーズらしきソースに、ゴマと刻みネギがかかっている。本当はワサビ醤油が良かったけど、うまそうである。
実際食べてみると、ただのマヨネーズと思ったソースは、マサビマヨだった。この濃厚なソースの味わいに、アボカドとの相性が抜群に良く、おいしい。サーモンは、日本で食べるものほど甘さや濃厚さはないが、十分に美味しく食べれるほどのおいしさ。
しかし、口内に響く何かを嚙み砕く音。ガリガリ・・・ボリボリ・・・。米が絶望的に不味い!!ほんと、温かいメッセージをくださったお店の方には、申し訳ないけど!!
パッサパサで、ちょっと芯が残っておりゴリゴリとしている。サーモンやアボカドなど、瑞々しく柔らかい食材たちと、正反対の食感である米を一緒に嚙み砕くところを想像してみてごらんなさい。途中から居残りして、給食を泣く泣く食わされている小学生の気分になってきた。残そうと思っても、妻が面白がって"アカンでっ!"と笑いながら言ってくる。これなんのバツ?
なお、他の餃子や焼きウドンは、そこそこ美味しかった。